中山中町の家
2008年 07月 30日
写真は、木造三階建ての中山中町の家。
二階LDK前の、階段まわり…。
家の中心を、四本の柱が支えている。
そして、内部は床も天井も、杉板張り。
梁も露出して、木の香り漂う空間だ。
しかし、ふつう三階建ては、こうはいかない。
都心部なら防火地域だから、木は露出できない。
つまり柱も梁も、ボードで包まなければならない。
郊外でも、合板で床を強固にしたり、構造体が複雑だから、ふつう天井ボードをはる。
だから、こういう三階建ては、世間にめったにないのだ。
普段、木だらけの空間を作りなれている弊社でさえ、初めて達成した。
木造三階建てで、木に囲まれた空間。
実はいままで、多くの人が望んでも、なかなか手に入らなかった、理想の家なのだ。
江口希之
by kishi-e
| 2008-07-30 12:41
| 建築