プロの魂
2008年 05月 23日
専門家というのは、魂を捨ててまで、仕事をしたいとは思わないだろう。
しかし、魂を捨てることがあるとしたら、往々にして、原因は素人の依頼者にある。
例えば、医者が患者から間違った治療法を指示されて、それをやる医者はいないだろう。
いたとすると、魂を捨てた落伍者だ。
私は、そんな専門家には、なりたくない。
当たり前だ!
例えば、建築の世界でよくあるのは、完成後のインテリア。
一室の中に、ロールスクリーンやカーテンが共存すること。
明らかに間違っている。
もちろん、素人の施主の意向だ。
プロとして、さすがにそれを、容認する訳にはいかない。
昔、自由にさせて、施主以外の第三者から、非難を受けた、にがい思い出がある。
恥ずかしくて、マスコミ取材も断った!
この歳になって、そんなことは、二度とごめんだ!
もし容認すれば、いきさつはどうであれ、世間的には弊社の仕事に違いないのだから…。
江口希之
by kishi-e
| 2008-05-23 15:25
| 日常生活