大分県国東半島のど真ん中、一番高い山である、両子山にある両子寺。
約1300年前に創建された密教寺院で、国東半島の総持院である。
境内は長い石段で、仁王門から始まり、山門を通抜けると、山岳修業の根本道場、不動明王をまつる、護摩堂が現れる。
さらに、川を渡り石段を進むと、阿弥陀如来をまつる大講堂に出る。
続いて、石鳥居をくぐり、さらに長い石段を上がり切ると、千手観音をまつる、奥の院に到着する。
社殿の後ろには、巨大な岩壁があり、そこからは、聖水が浸み出ている。
まさにここが、神の住む岩倉、聖地である。
そして、ここもまた、神仏混合の地である。
江口