輪違屋
2010年 08月 01日
ここは、日本最古の遊郭、京都島原。
写真は、現存する唯一の置屋建築であり、明治初期からは揚屋にもなった輪違屋。
三百年の歴史があります。
そして、島原で現在も唯一、大夫を置いて営業を続行しています。
したがって残念ながら、内部の見学はできません。
さて、置屋とは遊女たちが生活をし、出番を待つ場所。
広間はなく、お客の出入りは、ありません。
それに対し揚屋とは、お客が遊女たちを呼び、宴会する場所。
大きな台所、広間や茶室や庭もあります。
島原遊郭では、角屋だけが現存していますが、営業はしていません。
輪違屋は、天皇が東京に移動した明治初期から、主人のスペースを客室に替えました。
そして、揚屋も兼用しています。
江口希之
by kishi-e
| 2010-08-01 16:07
| 建築