広島の建築家、江口希之です。創業28周年になりました! 広島市中区大手町1丁目4-24  082-247-2437


by kishi-e

観音の家

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写真は、工事が進んでいる観音の家。

木造三階建て、玄関に隣接して、階段と吹き抜けがあります。



写真の三階には、現場監督さんが写っています。


さて、階段は鉄骨で作られ、盆明けに設置予定です。

やっと、上がりやすくなります。



また、二階の大きなテラスは、アルミ製の外階段で、三階のブリッジにつながります。

そして、室内に入れます。



さらに、廊下、室内の階段へとつながり、一階に降りれます。

実は、この迷路性は、どんな家にも必ず、必要なのです。



つまり、動線の多様化です。

回遊性、最低限、裏口は必要です。



動線が無理なら、視線だけでも必要です。

しかし現代では、それさえ、なかなかありません。



でも、この家にはあります。

これは、一番の自慢です。



そもそも、伝統的な家には、必ず迷路性や回遊性がありました。

どこからでも、部屋に入れる、壁の少ない空間。


しかし近代では、失われてしまいました。

そして、家はつまらなくなりました。



人にも家にも人生にも、無駄が必要です。

合理性ばかり追求すると、つまらなくなります。


例えば、少し前には吹き抜けが、無駄の代表選手でした。

しかし、今では無駄だと思う施主は、まずいません!



吹き抜けが、空間を演出でき、家を面白くするのです。

無駄な吹き抜けは、ついに必要不可欠な存在に、なったのです。



つまり無駄、と思えることは、実は非常に大切なことなのです。



江口希之
by kishi-e | 2009-08-03 22:52 | 建築