広島の建築家、江口希之です。創業28周年になりました! 広島市中区大手町1丁目4-24  082-247-2437


by kishi-e

図面枚数

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今日、300枚以上の図面が完成した。

あるビルの、実施設計図面だ。



スタッフは徹夜した。

3ヶ月に及ぶ戦いだったが、終わってみれば短かった。



これから、申請業務が始まるが、デザインのレベルアップも同時にやっていく。

さらに、工事監理期間にも、デザインのレベルアップをやる。



いい建物を造るためには、当たり前のことだ。



さて、我々設計事務所の仕事の大半は、図面枚数と工事監理回数。

報酬は、これで決まる!


同じ規模の建物を設計しても、図面枚数が少なく、工事監理回数が少ないと、我々設計事務所の報酬は安い。

逆に、図面枚数が多く、工事監理回数も多いと、報酬は高くなる。



時間をかけるほど、報酬が高くなるのは、当たり前のことだ。



しかし、報酬が安いと、いい仕事はできない。

報酬が高いほうが、いい仕事ができる。



当たり前のことだ。

報酬を払うお客さんは、どちらをとるか、よく考えないといけない。



不動産業者が施主の場合、報酬はとにかく安い!


たとえば分譲マンションは、設計事務所の設計報酬は、昔から非常に安い。

だから工事監理も、ほとんどしない。



ということは、完成した建物のレベルは、想像できる。

つまり、いい建物を造るために必要な、正当な設計報酬というものが、世の中にはある。

それは、不動産業者の出す報酬の、倍以上であることは、間違いない。



ここにも、日本の常識は世界の非常識、と言われる由縁がある。

早く、この間違いを正さないと、日本の大多数の建築は、いつまでもレベルアップしないままになる。



江口希之
by kishi-e | 2009-02-05 23:48 | 建築